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寺脇 扶美

コンセプト

日本画技法とエンボス技法を併用した絵画に加え近年は幅広い表現技法を使った作品を発表。

 

会場 アルフレックス大阪

crystalシリーズについて 多様性に富む世界の象徴として透過光や反射光などによって様々な見え方をする鉱物をモチーフに絵を描いています。写生画に始まり、複数の工程ごとにイメージの分解と再構成を繰り返しました。目に映る景色を捉え直す。その絶え間ない運動が世界を生成変化し続ける力になるのではないでしょうか。出展作品はその一つの結晶でありより良い世界への私の願いが込められたものでもあります。

会場 アクタス・心斎橋店 

sightシリーズについて 麻紙に礬水(ドーサ液)をランダムに引き裏面に出産や育児の光景をドローイングした作品です。2019年出産したことでそれまで知らなかった世界を見ることになりました。そこは生命の輝きと幸福に満ちておりまた苦悩を伴うところでもありました。それまで社会の側からしか出産・育児を見ていなかった私にとっては新鮮で強烈な体験でした。社会と出産・育児の関係や定義を問うてみたくなりました。よく見えないけれども確かに存在しているものたちを私はしっかり見つめていきたいと思っています。

​プロフィール

1980年愛知県生まれ。2007 年金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科絵画専攻日本画コース 修了。ジュエリーデザイナーとして勤務したのち、2011 年より本格的に作家活動を開始。日本画技法とエンボス技法を併用した絵画に加え、近年は幅広い表現技法を使った作品を発表。主な展覧会に「現代美術のポジション 2021-2022」( 名古屋市美術館、愛知 ) がある。

https://fumiterawaki.tumblr.com/

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